FOOD JOURNAL / 保存版
ドッグフードの「国産」は原材料も日本産? 原産国表示を正しく読む
国産、原産国、原材料の産地、製造者・輸入者・販売者はそれぞれ別の情報です。通販の商品ページと届いた袋を照合する手順を整理します。

最初に5つの言葉を切り分ける
商品を比べるときは、パッケージにある「原産国名」「原材料名」「製造者」「輸入者」「販売者」を同じ意味として扱わないことが第一歩です。ペットフード安全法では、名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名と住所の日本語表示が必要です。
原産国名は、その製品がどの国で最終的に実質的な変更を受けたかを示します。製造者は製造に関わる事業者、輸入者は海外から輸入する事業者、販売者は表示や販売に責任を持つ事業者として記載されます。国内企業の名前が大きく書かれていても、それだけで原産国が日本とは判断できません。
「国産」は原材料の産地表示ではない
農林水産省のQ&Aでは、原産国が日本の場合に「国産」と表示できると説明しています。一方、ペットフード安全法は原材料の原産地表示を特に定めていません。原材料の産地が任意に書かれている場合も、製品全体の原産国と混同しない読み方が必要です。
たとえば、海外産の肉を日本で製品へ加工した場合でも、加工の内容によって製品の原産国が日本になることがあります。逆に、海外で作った完成に近い粒を日本で小分け包装しただけなら、包装した場所を原産国にはできません。「日本で袋詰め」と「国産」は同じ意味ではありません。
最終加工工程はフードの形状で考え方が違う
農林水産省は、製品に実質的な変更をもたらす最後の工程を原産国判断の基準としています。ドライフードでは押し出し成型などが例となり、その後に国内で香り付けをしても原産国が変わらない例が示されています。生の肉を国内で乾燥してジャーキーへ加工する例では、乾燥工程が最終加工工程になる場合があります。
この違いから、商品名や見た目だけで原産国を推測することはできません。商品ごとの「原産国」欄を確認し、リニューアル後は新しい袋の表示を読み直します。
楽天の商品ページで確認する順番
- 商品名、味・タイプ、対象年齢、内容量が探しているものと一致する
- 商品説明の「原産国」「原産国名」を探す
- 製造者、輸入者、販売者のどれが記載されているかを見る
- 原材料の産地について別の説明があれば、製品の原産国と分けて記録する
- 複数の容量や味を同じ販売ページで選ぶ商品は、選択中の仕様を確認する
- 届いた袋の表示を最終確認し、販売ページと違えば店舗または事業者へ問い合わせる
検索結果や商品ページの見出しは短く省略されることがあります。当サイトも販売表示を参照しますが、購入時点の現行パッケージが最終確認先です。
原産国だけで品質の順位は決められない
原産国は重要な識別情報ですが、それだけで栄養バランス、原材料の品質、衛生管理、愛犬への適否を順位付けすることはできません。主食を選ぶなら、目的、対象年齢、原材料、保証成分、カロリー、給与方法も併せて確認します。
アレルギーや治療のために特定産地の原料を避ける必要がある場合は、「国産」という一語から判断せず、最新の原材料表示とメーカー回答、獣医師の指示を使ってください。
参考にした公的資料
読み終わったら、実際の表示を比べる
対象年齢と形状が同じ2商品を比較の入口にしています。掲載順による操作例であり、個別の給餌推奨ではありません。用途の違いも確認してください。
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